症例・治療紹介

開門橋テクニック(要約)


これは重度の歯周病に罹患した局所的な歯牙の抜歯後の歯肉の処置と、その後に行うGBRやインプラントを安全且つ簡単に行うフラップを作成するためのテクニックである。


抜歯に際して不良な肉芽は奇麗にソウハして次の補綴処置やGBRとかインプラントを含む歯周外科処置に備えるのが一般的な手法である。抜歯しソウハを行うとすくなからず抜歯部の歯肉は勿論の事、隣接歯の歯肉は退縮し角化歯肉も減じる事となる。そうしてその治癒を待つ間に拱いて骨吸収を見ることとなる。


このテクニックはそれを未然に防ぐだけでなく後の処置まで高い予知性を持たせた上で簡略化できる。


このテクニックは二つの段階に分けられる。


病状を有する歯牙周辺の歯肉は炎症状態であるが、抜歯直後から起炎因子たる歯牙をなくした歯肉はこの手法の第一段階の簡単で適切な処置で多くの角化した歯肉をのこしたり形成したりして治癒してゆく。次に第二段階としてその適切に残した歯肉と抜歯窩の間にできた新生肉芽を用いて寸法的に充分な二重のフラップを作る。


これにより遮蔽膜に裂開をおこさないGBRやインプラント手術をおこない、元来の手法なら必要となってくる歯肉移植を簡略化し、周囲組織に予知性の高い安定した多くの角化歯肉を獲得したインプラント補綴を可能にした。 ここにこのテクニックを用いてインプラント埋入を行ったケースとGBR後にインプラント埋入を行った2ケースを紹介する。