症例・治療紹介

適応症を広げる改良型遊離歯肉移植術の考察(ケース1)

44歳、男性  2009年3月初診のケース

▲(1)

このケースは右下5.6.7.ブリッジの5番の歯根破折で来院。6番ダミー遠心部で切断し5番を抜歯した。(1)は術前の写真である。
この天然歯牙のブリッジに付着歯肉は存在しない。とくに7番は頬粘膜から歯頚部まですり鉢の底のようになっている。

▲(2)



▲(3)

(2)は受容床を作製したものである。
作製時、すぐ頬棚に移行するため骨膜をパーフォレーションしないように注意を要する。この部位では歯槽粘膜から頬粘膜へ移行するので、切開剥離した粘膜の厚みは多いが弾性繊維組織であるのでこのまま骨膜と縫合しても縫合できて問題にはならない(3)。

▲(4)

受容床をメスやティッシュニッパーで厚みを整え移植片を縫合する(4)。

▲(5)

歯周パックはしない。10日後抜糸する(5)。

▲(6)

2週をこえて3週近くになると移植片は角化してくる(6)。

▲(7)



▲(8)

歯槽粘膜部の縫合部がまだ治癒していないが。この頃からソフトブラシでブラッシングを再開する。
その後5.6部にインプラントを埋入しこの部位にもM-FGGを行う(7~8)。